林野庁とは
林野庁は農林水産省の2つの外局(林野庁、水産庁)のうちの一つです。
日本の国土の約2/3を占める森林を対象に様々な施策を講じている政府機関で、日本の森林が健全に育成し、持続していくということを目的にしています。
主な業務内容
主な業務内容としては、民有林行政と国有林野事業の2つがあり、
民有林行政:民間の林業振興
- 造林・林道の開設などを通じた森林整備の推進
- 治山事業の推進、保安林制度や森林保険の運営
- 木材の需給安定、林産物の生産流通対策
- 林業の新規就業者対策、林業者への支援
- 森林組合の指導監督、山村振興対策
- 国際協力事業団などを通じた林業技術協力
国有林野事業:より長期的、複合的にとらえた国のための森林管理
- 国土の保全、水資源のかん養、自然環境の保全・形成など森林の持つ公益的機能の高度発揮
- 複層林や天然林など多様で健全な森林の育成
- 木材の計画的・持続的供給
- レクリエーション利用のための施設整備、人と森林のふれあいの場の創造
ということを行なっています。
まとめ
基本的に普通に生活していて林野庁と関わることはありませんが、林業をする際の補助金や、森林の施業方法などを記した「森林整備計画」など、林業全体の方向や重点項目を考える役割を持っており、森林に関わる方は定期的に情報を仕入れることをお勧めします。
おまけ話
林野庁の職員が視察に来るとなると地方公務員にとっては一大イベントになります。やはり政治に近いので、こちらの状況を伝え、うまく付き合うことが大切でしょう。
参考:林野庁HP
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